映画製作ルール
下記のルールは全ての参加グループ、製作チームに適応されます:
48HFP開催者はコンペ開催前に以下のルールの加筆または修正を行う場合があります。
A. 時間
- 48 Hour Film Projectは一年を通して世界中の都市でそれぞれ開催されます。
- 48 Hour Film Projectは開催地時間、金曜日の19時から日曜日の19時までの48時間を使って行われます。これが『公式な48時間』です。(開催日時は開催国によって異なります。)
- 参加グループ又はチームは、開催日の日曜日19時30分までに完成させ、提出しなければなりません。
- 時間制限に間に合った作品のみコンペティションの審査対象となります。また時間制限に間に合わなかった作品を含め、受け付けた全ての作品を上映します。
B. 全ての創作作業は『公式な48時間』の中で行なわれなければなりません。コンペティション開催期間以外のどのような事前の創作作業も禁止します。創作作業は下記の項目に限ったものではありません。
- シナリオ作成
- リハーサル
- 衣装、セットデザイン
- 撮影
- 編集
- サウンドデザイン
- レンダリング
- USBドライブや他のメディアへの書き出し
C. 『公式な48時間』に先立って行える作業は次のとおりです。
- クルーを集める
- 役者を集める
- 機材の確保
- ロケーションの視察、確保
D. あなたの映画のすべてのフレームには、公式な48時間の映画制作期間で撮影または作成された映像が含まれていなければなりません。これを「コアフッテージ」といいます。
- 「サポートフッテージ」つまり公式な映画制作期間より前に撮影または作成された映像(特殊効果の一部であるストック映像を含む)は、タイムライン上でコアフッテージの上に配置したり下に配置して使用することができます。ただし映画のすべてのフレームにおいてコアフッテージがベースとして使用され、コアフッテージとサポートフッテージの合成作業が公式な映画制作期間内に行われなければいけません。
- アニメーション、タイトル、特殊効果は、公式な映画制作期間に作成されたものであれば、コアフッテージとみなすことができます。 (AIを使用して作成された映像に関する規則Yを参照)。
- サポートフッテージは、以前に提出された48HFP映画の公式な映画制作期間中に撮影されたものでない限り、人物やその他のパフォーマーを含むことはできません。
- 静止画はコアフッテージとして許可されます。静止画は、公式な映画制作期間に作成されたものである必要はありません。 注:公式な映画制作期間外に作成された静止画に動きを加えてシーケンスで使用されるものはコアフッテージとして認められませんが、サポートフッテージとして認められます。
- 参加者は映画で使用される全ての映像や写真の権利を有している必要があります。公式な映画制作期間内に作成されたもの以外の素材、写真、映像については、素材著作権利使用許諾同意書(48HFP Materials Release)が必要です。
E. 全ての参加グループの代表者は48 Hour Film Projectの公式キックオ・フイベントに参加する必要があります。
- キックオフ・イベントでは、各グループはチームリーダーが署名した『チームリーダー協定』を提出してください。(この用紙は48 Hour Film Projectのウェブサイトから入手してください。)この同意書を提出しないチームはコンペに参加できません。
- 各グループはそれぞれの映画のジャンルを無作為に抽選していただきます。
- 各参加チームには映画の中で扱われるお題として、ジャンル、キャラクター、小道具、台詞が割り当てられます。
- お題のキャラクターは必ず、それがお題のキャラクターであると判別できる表現のもとで、画面に登場する必要があります。ただし、お題のキャラクターの名前を誰かが言ったり、文字を用いて名前を画面上で紹介する必要はありません。
- お題の小道具は必ず画面に登場しなくてはなりません。お題の小道具の"画像"は許可されます。
- お題の台詞は一語一句完全に使用されなければなりません。使用法は台詞として、歌の歌詞として、又は文書でもかまいません。どの言語でも可能ですが、セリフが不明確な場合には翻訳を付けなければなりません。
- 『正式な48Hour Film』として認められる為には、各チームの映画が選択したジャンルに沿って作られ、エンドクレジットより前の規定時間内において全てのお題を映画の一部として取り入れなければなりません。
- 5秒間の黒味
- タイトル画面:チーム名、タイトルジャンル、都市名、日付
- リンク先のアニメーション
もしくは
・タイトル画面と共に、『This film was made for the 48 Hour Film Project 2024. www.48hourfilm.com』の一文を記入してください。 - 2秒間の黒味
- 映画本編
- 『[チーム名]presents』続いて『a 48 hour film project』もしくは、
- 『a 48 hour film project』続いて『映画タイトル』
- 完成された映画はコピーを2つ提出されることをお勧めします。
- 音量は映画を通して比較的均等にすることをお勧めします。(もしあなたの映画に不均一な音や過度な高音が存在する場合、再生機器を保護する為に修正される場合があります。)
- 上映可能なスペックは劇場によって異なり、48HFPが管理できるものではありません。もしあなたの映画の画像が暗い場合、上映劇場によっては見るのが困難な場合があります。
- コンペ最終日に受け取ったすべての映画は、締め切り時間に間に合わなかったものも含めて、ルールRを準拠している限り全て上映される資格があるものとします。
- a) 参加者は、自身の法域において合法的な方法でのみAIを使用することができます。
- b) 公式な映画制作期間より以前に、提出作品のいかなる部分もAIを使用して作成することはできません。
- c) 参加者は、AIで作成された創作物を含む作品の全てについて権利を有している必要があります。つまり、AIで作成された作品において、映画製作者が使用権を持っていない著作物を利用して生成された創作物を使用することは認められません。 (例として、映画「パルプ・フィクション」のスクリーンショットを使用して新しい映像を作成することは禁止されています)
- d) AIを使用して作成された映像は、著作権を有していること、そして映像に関するルールD(上記)に準拠していることが必要です。映画制作者が映像に対する権利を持っていなければならないだけでなく、コンペティションの週末以前に撮影された映像については、ルールDに記載された基準に則ってのみ使用することができます。
F. 各参加チームには映画の中で扱われるお題として、ジャンル、キャラクター、小道具、台詞が割り当てられます。
G. 全てのキャストとクルーはボランティアでなければなりません。
H. 動物を48HFP映画に登場させる場合、その安全はキャストやクルーと同じように大切です。実際に動物を死に至らしめたり、怪我を負わす結果を伴う作品は失格になる可能性があります。
I. 任意のフィルムやビデオカメラを使用することができます。使用台数に制限はありません。
J. 48 Hour Film Projectが初めて開催される都市に限り、世界中の観客へ街を紹介する意を含め、各映画にはその都市特有のランドマーク(場所が特定できるような目立った建造物や自然の目標物など)や、その都市特有のもの(バスや庁舎など)を画面の中に登場させてください。(ランドマークや特有のものはその都市に存在している必要があります。)
K. 参加グループは映画用の楽曲の作成や録音を、地域の作曲家やミュージシャンと行うことを推奨されています。事前に録音された楽曲の使用を参加グループが許可されるには、参加グループが映画内で使用する全ての楽曲の著作権を保有し、その権利使用許諾書を提出する必要があります。楽曲と同様に、事前に録音された効果音も使用できますが、使用する権利を持っている必要があります。
注:歌のパロディ(別の歌詞や音楽を付けられているが、識別可能な既存の楽曲の使用)は権利者の署名の入った証書無しでは映画に使用できません。このルールは米国または国際著作権法の下による『フェアユース』の法理に関わるか否かに関係なく適用されます。
L. 映画の長さ
完成した映画はエンドクレジットを含まずに最低4分、最長7分の長さに収まるっている必要があります。ルールLを参照。
つまり、提出の際に申告する公式な映画の長さは48HFPスレイトの後からエンドクレジットの終わりまでです。48HFPスレイトとエンドクレジットは最低時間の4分に含まれません。映画の物語の部分は7分以上にはなりません。 物語は7分以内で終わっていなければなりません。エンドクレジット内で物語の結末を表現したり、お題を初めて使用することはできません。例えエンドクレジットが省略されても、物語は成立していなければなりません。
M. クレジット
ⅰ. 映画が始まる前に以下のものをメディアに挿入してください。
ⅱ. 前述の2秒間の黒味の後、映画によってはオープニングクレジットが入ります。オープニングクレジットは映画本編の一部とみなされますので、7分内の一部となります。また、もしあなたの映画に映画のタイトル以外のクレジット(クルーやキャストの名前表示など)が含まれている場合、次の一文を必ず追加して表記してください。
注意:『a 48 hour film project』は全て小文字にしてください。
ⅲ. 各映画のエンドクレジットは最大60秒までです。その60秒はルールKにあるように、映画本編に追加されることになります。(つまり、本編7分、60秒のクレジットが追加され、映画全体の長さは最長8分になります。)8分以上の映画について、上映時間を調整する上で、事務局の判断によって超過分を削除して上映することがあります。
エンドクレジットには『This film was made for the 48 Hour Film Project. www.48hourfilm.com』の一文を記入してください。
『a 48 Hour Film Project』は引用符で囲まれている必要はありません。また小文字『a 48 hour film project』で表記してもかまいません。
ⅳ. コンペ終了後のスレイトとクレジットについて:コンペティション終了後、オンラインでの上映に際して『This film was made for the 48 Hour Film Project 2024. www.48hourfilm.com』というクレジットを映画の開始前に表示する必要があります。詳しくはこちらをご覧ください。
http://48hfp.fffproduction.com/afterthe48.htm
N. 完全な提出要件については、チームダッシュボードを確認してください。最大ファイルサイズは2GBです。
注:あなたの映画が参加都市の定める提出要件に準拠していない場合は失格とされる場合があります。また、あなたの映画が48HFPの用意した機器で視聴不可能な場合も失格とみなされる場合があります。
O. 提出にあたっての注意点
P. 各チームは役者、クルー、楽曲、ロケーション、または必要なすべての使用権利を確保し、各同意書を主催者に完成した映画と共に提出してください。(同意書記入用紙は48 Hour Film Projectのウェブサイトから入手してください。)映画は48HFP主催者が署名された同意書を受領するまで上映されることはありません。
完成したリリースフォームは、ウェブサイトのチームダッシュボードにアップロードしてください。書面による署名と電子署名の両方が認められます。Q. 応募者は応募要項に必要事項を記入し、全ての公式ルールを厳守することを確約した誓約書を提出してください。
R. プロジェクトに応募するには、作品は応募者によるオリジナル作品であり、第三者の所有権を侵害するものであってはなりません。また公開するに適したもの(猥褻または不適切な内容を含んでいない)である必要があります。猥褻またはポルノ素材を含まないこと、いかなる人物、会社、組織、団体、の名誉毀損な内容を含まないこと。いかなる人物、会社、組織、団体のプライバシー、他の権利を侵害しないこと、それ以外の方法で該当する法律および規定を侵害しないこと。応募者や48HFPが所有する以外の著作権で保護されたものを含まないこと。
応募作品が禁止事項または不適切な内容を含んでいると48HFP独自の裁量で判断した場合、失格となる場合があります。48HFPは応募作品が適格か否かを判断する権利を留保します。また、48HFPはそのような映画の上映を拒否し、映画の内容を上映会で発表する権利を留保します。48HFPは、攻撃的または名誉毀損的な内容を削除または編集する権利を留保しています。
S. 応募者はプレミア上映の前にどのような形であっても応募作品を配信または公開してはいけません。これには、作品を任意のウェブサイトにアップロードしたり、チーム以外のグループに上映することが含まれます。その代わり、参加者は応募作品の予告編を制作して配信することが推奨されています。その予告編は48秒以内とする必要があります。
T. 『公式な48Hour Film』と認定されるには各参加グループの映画製作がここに記載されている全てのルールに則って遂行されなければなりません。48HFP主催者は『公式な48Hour Film』のみを上映する権利を留保します。
U. 文書、メディアを含め全ての提出物は返還されません。
V. 48HFPと運営団体は、不適切またはその他の違反があるとみなされる参加者の資格をその独自の裁量によって剥奪することがあります。
W. すべての『公式な48 Hour Film』はその都市の『Best Film(作品賞)』のタイトルをかけて競う資格がります。
X. 都市のベストフィルムに選ばれたすべての映画は、『Best 48 Hour Film 2024』のタイトルをかけて競う資格があります。最終審査は独自の審査団によって行われ、勝者が決定されます。
Y. 48作品におけるAI(人工知能)の使用について
以下のガイドラインに従うことを条件に、作品の制作にAI(人工知能)を使用することができます: