ログライン
今年から"ログライン"をあなたの映画の為に書いていただくことをお願いします。
映画が完成した後、最後の仕事として最終報告書(Wrap Up Form)という書類を作成していただきますが、その中でログラインを書いていただきます。あなたのログラインは我々のFilm Catalogue(映画カタログ)に掲載され、審査員が評価する際にもストーリーの説明として利用されます。
ログラインとは、短い文章で表現した覚えやすいストーリーの要約です。
例を紹介します。
『不思議な場所へと運ばれた少女は、脳のないカカシ、心の無いブリキ、臆病なライオンと仲良くなり、カンザスへの帰り道を探します。』
ログラインは映画のポスターに表示されるような文章ではありません。それは"タグライン"といいます。
次の例がタグラインです。
※タグラインの例※
『48時間で映画を作る時、その一秒が貴重である。』
『七人の侍の生と死を美しくも感動的に謳いあげた壮大な叙事詩。』
次の例がログラインです。
※ログラインの例※
『フィルムメーカー達が時間と戦い48時間以内に映画を作りあげる。』
『原爆実験で生まれた大怪獣が日本で大暴れする。』
『名も無き七人の侍が、貧しい百姓を野武士から守る為に奮闘する。』
映画全体の内容が一文で簡潔に、かつ具体的に表現されています。
※以下のような言い回しはログラインではありません※
『ーそこには恐ろしい秘密が隠されていた!』→(秘密を隠さないで)
『ーの運命やいかに!』 →(どういう運命か言ってください)
良いログラインを書く上でのアドバイス。
- ログラインの役目は読む人にストーリーに対する簡単な説明とそれによって更なる興味を掻き立てることです。
- 複雑な文章やわき筋を除いた物語の本筋を表します。
- それは物語の根幹的な重要点を凝縮したものです。
- 多くのシナリオ教本では、最初から物語の意図を明確にする為に、物語を書く前にまずログラインを書くことを勧めています。
ログラインについて更に知りたい方はリンク先を参照してください。(英語)
- Writing loglines for a comedy (johnaugust.com)